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ポンジ・スキーム

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イタリアで生まれ、アメリカに移民した、チャールズ・ポンジが詐欺で使った手法です。
※本名はカルロ・ピエトロ・ジョヴァンニ・グリェルモ・テバルド・ポンツィ

現在の「儲かる」配当系の詐欺は、そのほとんどが、このポンジ・スキームをつかったものといっても過言ではありません。
また、合法的な投資商品、保険商品、不動産投資なども、ポンジ・スキームと思われるものが少なくありません。

チャールズ・ポンジが行った詐欺

海外で購入する国際返信切手券と切手の交換ルートと外貨交換レートとの利ざやに着目し、1919年より、90日間で40%の利回りをうたって、出資者を募った詐欺です。
実際には、国際返信切手券は購入されず、出資金を出資者への配当にあてており、破綻させることが前提の詐欺でした。

具体的にわかりやすく解説します。

例えば、詐欺師が年利36%配当の投資商品を販売するとします。

Aさんは10万円分を購入しました。
すると、毎月3,000円が配当としてAさんの口座に振り込まれます。
毎月毎月振り込まれますので、Aさんは大喜びです。

しかし、実際には出資金10万円から、その配当は支払われています。
理論上、約3年にわたる、33ヶ月は配当を支払うことが可能です。

6ヶ月経過すると、Aさんが受け取った配当額は3万6,000円にもなっていました。
ここで、詐欺師はAさんに「もっと購入しませんか?」と提案します。
むしろ逆に、Aさんから詐欺師に「もっと購入させてほしい」とお願いするかもしれません。

Aさんは、追加で100万円分を購入しました。
翌月から、毎月33,000円がAさんの口座に振り込まれます。
2ヶ月すると、配当額は36,000円+33,000円+33,000円=10万2000円となり、最初の購入額10万円以上のお金が入ってきました。
Aさんは「こんなに簡単に元本が回収できる素晴らしい商品だ!」と大喜びです。

翌月、Aさんは更に1000万円分を購入し、Aさんの友人3人も1000万円ずつ購入しました。
Aさんの友人たちにも、毎月安定して30万円の配当が振り込まれ、さらにその友人たちも商品を購入していきました。

銀行の普通預金の金利は年利0.001%、1000万円を預けても、1年間でたった100円しか利息がもらえません。
毎月30万円、年間360万円ものお金が入ってくるこの投資商品の素晴らしさが身にしみてわかります。

2年後、突然入金が止まります。
問い合わせてみると「銀行の手違いで、入金手続きが止まってしまったようです。来月、まとめてお支払いします。」とのこと。
これまで安定して入金があったので、その説明にAさんは納得しました。

さらに翌月も入金がありませんでした。
問い合わせたところ「この電話番号は現在使用されていません」とのこと。
ここで初めて、Aさんは騙されたことに気づくのでした。

↑ここまで

詐欺師は、受け取ったお金を少しずつ、配当という形で崩しながら信用を作り、更に大きなお金を得ていきます。
ある程度のところで、この自転車操業は破綻することはわかっています。
ポンジ・スキームは、利回りが大きければ大きいほど早く破綻し、利回りが小さければ小さいほど破綻までの期間が長く、詐欺だと気づかれません。
自転車操業が破綻する前に、資金を隠してしまえば、資金の回収はほぼ不可能です。

日本では「出資金詐欺」として知られています。
「預託商法」と呼ばれるものに関しても、詐欺まがいのものは、このポンジ・スキームを使っています。
投資商品なのか、投資詐欺なのか、判別がつかないものも多いのが現状です。

現実的には、年利3%以上の投資商品、元本保証高利回りの投資商品は、ポンジ・スキームが使われていると思うことが、詐欺を防ぐ唯一の方法です。

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