【パソコンウイルス感染詐欺】山梨県笛吹市、笛吹市商工会、被害額1000万円、トロイの木馬、遠隔操作、マイクロソフト社を名乗る男、2024年

・山梨県笛吹市
・笛吹市商工会
・被害額　1000万円
・2024年2月27日インターネットで業務にかかわる文言を調べていた職員のパソコンに突然「トロイの木馬に感染している」とメッセージが表示された
・職員は何度か再起動したがメッセージは消えず、画面に表示されていた電話番号に連絡すると、マイクロソフト社を名乗る男が応対した
・マイクロソフト社を名乗る男は「パソコンがウイルスに感染している可能性があります」と話したということ
・職員はこの男の指示通りに、業務で使用するパソコン2台に遠隔操作ができるソフトウェアが使えるよう設定し、商工会が管理する4つのネットバンキングのIDとパスワードを伝えた
・その結果、この日の午後7時9分から8時19分まで3回にわたり現金あわせて1000万円が個人名義の口座に不正に送金されたということ
・商工会は会見でパソコンから会員およそ2000人分の口座や財務情報などの個人データにアクセスできることから、情報が漏洩した可能性があることも明らかにした
・商工会の聞き取りに職員は「気が動転してしまい言われるがままに操作してしまった」と話しているということ
・笛吹市商工会は職員の処分を検討し、情報セキュリティー教育が十分ではなかったとして全職員を対象にした研修会を開くことにしている