・北海道札幌市に住む80代女性
・被害額 170万円
・7月4日、女性の自宅に、息子を名乗る男から「財布と携帯をなくした」「財布にキャッシュカードが入っていて、そのカードには会社のお金が入っている」「会社の人たちがお金を集めるために走り回っている」などと電話あり
・女性は自宅付近の路上で、息子の同僚の息子を装った男に現金170万円を手渡した
・その後、帰宅した同居する被害者の長女にやり取りを話したことで事件が発覚し、長女がオレオレ詐欺として警察に通報
・兵庫県警捜査2課と川西署は、東京都豊島区に住む33歳男を窃盗の疑いで現行犯逮捕
・スーツ姿で住宅街をうろつき、携帯電話で頻繁に通話している男を警戒中の捜査員が見つけ、約1時間にわたって行動を確認。男が女性宅を訪問し、カード入りの封筒を持って出てきたところを確保した
・4日午後2時ごろ、百貨店の従業員を名乗る女から女性宅に「カードが不正利用されている。新しいカードが届くまで保管する必要がある」と電話あり
・女性は「全国銀行協会の連絡先」として教えられた電話番号に連絡。応対した人物から「担当者を行かせます」と告げられた
・銀行協会の職員をかたる男が女性宅を訪問。女性からカード4枚の入った封筒を受け取り、目を離した隙にすり替えたとみられる
・男は「銀行協会の職員に成りすまし、カードを盗んだ」と容疑を認めている
・佐賀県基山町に住む60代男性
・被害額 15万円
・4日午前9時ごろ、男性が自宅のパソコンで動画サイトを見ていたところ、突然、警告音が鳴り、パソコンの画面に「ウイルスに感染しています」という文言と、電話番号が表示された
・男性が表示された番号に電話をかけると、海外の大手IT企業を名乗るアメリカ人風の名前の男から、「パソコンがトロイの木馬に感染しています」「ウイルスを除去するソフトの代金として、近くのコンビニで、電子ギフトカードを購入してください」などと片言の日本語で言われたということ
・男性はすぐにコンビニエンスストアで、電子ギフトカードを3万円分購入し、カードの裏面に記載されたコードを入力して再び電話をかけましたが、相手の男から、「入力したコードが間違っている」「別の店舗で再度購入して」などと言われ、このあと3店舗をまわり、あわせておよそ15万円分のカードを購入
・午後2時すぎ、男性は1回目に訪れたコンビニを再び訪れ、新たにカードを購入しようとしましたが、午前中に来店した男性がまた高額のカードを購入しようとしていることを不審に思った店員が声をかけたことで、詐欺に気付いたということ
・住所不定、風俗店従業員28歳女を詐欺の疑いで逮捕
・容疑者は銀行員を装って男性の家を訪ね「キャッシュカードの確認で回っています」「ICチップを交換する必要があるので暗証番号を教えてください」などと言いキャッシュカード2枚を盗み、コンビニエンスストアのATMから現金およそ5万円を引き出し、盗んだ疑い
・「ジャニーズのライブチケットの購入資金が欲しかった」などと容疑を認めているということ
・広島県広島市に住む80代女性
・被害額 現金220万円と商品券1万円
・先月30日午後1時ごろ、女性の自宅の固定電話に、病院関係者を名乗る男から「あなたの息子の喉のポリープを応急処置した」と電話あり
・同じ日の午後4時ごろ、再度、自宅の固定電話に女性の息子の名前を名乗る男から、「病院で携帯と財布を盗まれた。会費で780万円必要だから用意してほしい。知り合いの若い男に取りに行かせる。まとまったお金がすぐ入るからすぐ返す」などの電話あり
・犯人が息子の名前を語ったことから、女性は疑うことなく、現金220万円と息子以外の人にわざわざ取りに来させて申し訳ないという思いから、デパート商品券1万円分を用意。同じ日の夕方、自宅を訪れた面識のない男に用意した金銭を渡したということ
・その後、被害者の女性が息子の妻にこの件について話したところ事実ではないことが分かり、女性が警察に通報したことで詐欺であることが発覚
