基本的には「会社経営」をされている方で「資金繰り」に悩んでいる場合に引っかかる詐欺です。
ある日、FAXや郵送やメールで融資の案内がやってきます。
「あなたの会社は審査に通りました。特別金利〇%で、〇〇〇万円を融資!」
という感じの案内です。
電話がかかってくるケースもありますが
かかってきた電話 → 興味薄い
自らかけた電話 → 興味津々
ですので、FAXなどの案内で電話をかけてきた人ほど、詐欺に引っかかる可能性が高まります。
融資を申し込むと、いくつかのパターンに分かれます。
1.「保証金」の要求
きちんと会社が存在していることの証明として、保証金〇〇円を入金してください。
入金を確認後、融資を実行させていただきます。
という手口です。
「保証金」が返ってくることはありませんし、複数回、要求してくることもあります。
2.「信用情報の抹消手数料」の要求
御社は借入金が大きいため、信用情報の借入金データを抹消しないと融資できません。
そのため、抹消手数料として〇〇円を入金してください。
という手口です。
その後、「保証金」として更なる金額を要求されることもあります。
サンクコストの回収意識が働き、融資されるまで、何度でも支払ってしまう心理になりがちです。
3.「消費者金融」での借り入れの要求
大手貸金業者や大手金融機関を名乗って行われるケースで要求されることがあります。
提携している消費者金融でカードを作り、〇〇万円を借りてください。
その後、〇〇万円とカードを送ってもらい、確認できた段階で融資を実行します。
という手口です。
普通に考えると、あり得ない指示なのですが、融資欲しさに引っかかってしまうことも。
この手口は、実は銀行の実際の融資にもあり、銀行融資を行わずに(または減額し)、より利息の高い銀行の個人ローンを社長に借りさせるという、詐欺の手口そのままともいえる手法がまかり通っています。
上記のように、融資のために「先にお金を振り込む」というケースは100%詐欺です。
資金繰りが厳しくても、決して乗らないようにしましょう。
この手法は、当選金詐欺などでも行われます。